第33回脳神経外科手術と機器学会(CNTT)

ごあいさつ

第33回 脳神経外科手術と機器学会(CNTT) 会長
 東京医科大学 脳神経外科学分野 主任教授

河野 道宏

河野 道宏


 このたび、2024年7月3日(水)~ 4日(木)の2日間、東京・新宿の京王プラザホテルに於きまして、第33回 脳神経外科手術と機器学会(CNTT)を開催させて頂くこととなりました。手術に特化した歴史ある本会を担当させて頂きますこと、教室としても大変光栄なことと存じます。例年通り、第17回 日本整容脳神経外科学会と合同開催させて頂きます。今回は、その後に第36回 日本頭蓋底外科学会・第47回 日本顔面神経学会の2学会が予定されており、「脳神経外科手術と頭蓋底外科週間 ― 脳神経外科・耳鼻咽喉科・形成外科の集い ― 」と称して、4学会をまとめた開催形式となっています。ご興味ある先生方におかれましては、後半の学会にも是非ご参加頂けましたら幸いです。

 平成30年4月から施行されている臨床研究法の下で、以前のように自作の機器を安易に手術に供したり、製品の製造目的と異なった適応外使用は倫理委員会の承認を要するなど、新規の医療機器に関する開発はかなり厳しい環境に置かれています。企業側も生き残りをかけた運営マネージメントにより、財布の紐も年々引き締まる一方です。そこで、新しいものを求めることも重要ではありますが、もう一度、これまで用いてきた機器を見直してさらに有効に活用したり、手術の基本にもう一度立ち返るという姿勢も、新たな進歩を生み出す現実的な考え方かと思われます。そこで、会のメインテーマを「脳神経外科手術の基本に立ち返る ― 止血と剥離 ― 」とさせて頂きました。脳神経外科手術において最も重要なことは止血であると考えています。脳血管障害や脳腫瘍の手術のみならず、血管内治療においても止血は重要なテーマであり、また、内視鏡外科・脊髄外科・てんかん外科においても、止血のできない医師は術者たることはできないという現実があり、この方法論をディスカッションすることは十分に意義のあることと考えます。最近の話題としては、導入が進んでいる外視鏡と内視鏡の棲み分けについても興味のあるところです。そこで、サブテーマとして、「外視鏡手術の適応・限界・合併症」「内視鏡手術の適応・限界・合併症」「脳血管内治療の現状と展望」を特集したいと考えています。

 あいにく、脳血管内治療ブラッシュアップセミナーと7月4日(木)~ 6日(土)の3日間がバッティングしてしまいましたが、唯一、被りを逃れた7月3日(水)に血管内治療のセッションを集中することといたしました。

 どうか、皆様にとっても当教室にとっても実りのある会となることを期待し、準備を進めておりますので、皆様の積極的なご参加をよろしくお願いいたします。

2023年9月吉日

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